スターツアーズとは、東京ディズニーランドのトゥモローランドで映画「スター・ウォーズ」の世界観を楽しめるアトラクション。
現在では映像パターンも50種類以上になっており、何回で見ても新鮮で楽しめます。
スターツアーズはフライトシミュレーター型アトラクションで、知識を駆使してなぞ解きをしていきます。

そんなスターツアーズは3D映像アトラクションなのでなかには酔ってしまう人も…。
せっかくのスターツアーズ、目一杯楽しみたいのにと残念になりますね。
そこで今回は酔いやすい人の特徴と対策をご紹介します。

目次

アトラクションで酔うメカニズム

スターツアーズは前後左右に3D大画面が動くので、迫力満点なアトラクションでかなり刺激的です。
スターツアーズの所要時間は4分30秒ですが、2~3分くらい見ているとだんだん気持ち悪くなってしまう人もいます。

いわゆる「3D酔い」「動揺病」というものですが、実はこの原因ははっきりとわかっていません。

おそらく「見ているものと自分の身体の感覚のズレ」というのが酔ってしまう理由ではないかといわれています。
歩いているときは自分の身体が揺れていますが、三半規管がその揺れを認識させないように修正し、視点は常にぶれることなく真っすぐに安定させることができます。

しかし3D画面を見ている時は視点が上下左右に揺れるので三半規管が「身体が揺れている」と錯覚してしまい修正をしてしまいます。
実際に自分の身体は揺れているわけではないので、修正されるとやはりズレが生じます。
そういった脳の感覚と実際の身体の感覚(視覚)にズレが生じて3D酔いが起こるのではないかといわれています。

3D酔いの症状としては頭痛、あくび、吐き気、眠気、倦怠感、疲労、めまい、冷や汗、悪寒、目の奥の痛み、平衡感覚の喪失といったものがあらわれます。

酔った際の対策や酔わないために

3D酔いしやすい人は3Dに慣れていない人や不安感の強い人や精神的なストレスを抱えている人、低血圧の人がなりやすいようです。

画面を観ているときに視点移動が激しいと3D酔いしやすくなります。
そのためできるだけ後ろの席に座り、一点集中してあまり目を動かさないように観ていると比較的3D酔いしにくくなります。

もともと睡眠不足であったり疲れていたりすると普段3Dに強くても3D酔いが起こりやすくなる傾向にあります。
スターツアーズのような3D映像アトラクションを楽しむ前日はいつもより早めに寝て疲れをとっておくといいですね。
また事前に自律神経の興奮を抑える作用のある船酔いの薬を飲んでおくと効果的なようです。

3D酔いの症状が出る前に、初期症状として目が回る感覚があったら酔う前兆なので目をつむって深呼吸すると改善されやすいです。
スターツアーズから出て酔った自覚がある場合はぼーっと遠くを見たり、椅子から立ち上がって身体を軽くストレッチしたり、仮眠もしくは座って目をつむって深呼吸していると症状は改善されやすいです。

しかしこれらは即効性がない人もおり、吐かないと治らなかったり、1晩寝ないと治らなかったりと人によって効果は異なります。
人によって時間は異なりますが、五感をできるだけ使わない休息というのが大事になってくるようです。

スターツアーズは身長102cm以上であれば利用できますが、目の機能や三半規管が完成しつつある小学校高学年くらいが最も3D酔いしやすいようです。
お子さんとも楽しめるアトラクションではありますが、子どもは体調不良を隠したり我慢してしまうことが多いため注意が必要です。

まとめ

  • 脳の感覚と実際の身体の感覚(視覚)にズレが生じて3D酔いが起こるのではないかといわれている。
  • 3D酔いしやすい人は3Dに慣れていない人や不安感の強い人や精神的なストレスを抱えている人、低血圧の人がなりやすい。
  • 目の機能や三半規管が完成しつつある小学校高学年くらいが最も3D酔いしやすい。

私も3Dやゲーム、車などもすぐ酔ってしまいますが、遠くをぼーっと見たり、目をつむって揉んでいたりするとわりと調子が治ります。
しかしスターツアーズのような酔った瞬間から休めないものは、一度酔ってしまうとなかなか治りませんね。
そういう人はできるだけ後ろの席を取って、画面から目を離せる部分を残しておくというのが大切です。
ディズニーランドで遊ぶときは他のアトラクションもあるので、事前に酔い止めの薬を飲んでおくといいかもしれませんね。

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