東京ディズニーランドにある人気アトラクションのスペースマウンテンですが、ローラーコースタータイプのアトラクションのため非常に酔いやすい…。
激しい急降下や急旋回をするので酔いやすい人は乗る前からドキドキしますね。

今回はスペースマウンテンに乗るときの酔いやすい人の対策法などをご紹介します。

目次

スペースマウンテンで酔う?吐かない?

スペースマウンテンは乗客が未知のエネルギーを動力として動く最新型ロケットに乗って宇宙旅行に出発するというテーマのローラーコースタータイプのアトラクションです。
約3分の所要時間で、終始大きな音と50キロのハイスピードで暗闇をすすんでいきます。

Yahoo!知恵袋などの質問サイトを見ていると「スペースマウンテンは『怖い』と『酔う』という感想」など絶叫系アトラクションの感想と同時に、酔うことについて触れられていることもしばしば。
スペースマウンテンは終始真っ暗で速度もあり、予測不能な動きをします。
先が見えないため身体をアトラクションのコースに沿って動かすことも難しく、通常のアトラクションより酔いやすい気がしますね。

またスペースマウンテンの公式の注意事項では「高血圧の方、心臓・脊椎・首に疾患のある方、乗り物に酔いやすい方、その他アトラクションのご利用により悪化するおそれのある症状をお持ちの方はご利用をご遠慮ください。」と記されています。

人体は自律神経という自分の意思とは無関係に働く神経によって、基本的な機能をコントロールしています。
自律神経には交感神経と副交感神経で成り立っていますが、車酔いはこの2つの神経のバランスが崩れている状態になります。
乗り物にのっていると加速や減速、停止が自分の想像とは異なるタイミングでやってきます。
また、景色を見ていたりすると自然と目の端で看板の文字を読んでしまっていたりしますね。

そうすることで三半規管が誤作動します。
脳に「ストレスがかかっている」という情報を伝達してしまい、身体を休ませようと副交感神経が優位になります。
副交感神経は安静時や休息時に働く神経なので、初期症状だとあくび、胃液や唾液の分泌が高まりまることで乗り物酔いになってしまいます。

酔いやすい人の対策

精神的なストレスを抱えていたり、睡眠不足の状態だと普段よりも乗り物酔いしやすいそうです。
ディズニーランドにいく前日は普段よりも早めに就寝するのがいいですね。
暗闇や乗り物に乗っている際にゲームやスマートフォンを見ていると酔ってしまうこともあり、酔いの症状が長引くおそれもあるため前日から当日はできるだけ触らないようにするといいかもしれません。
また、当日は腹八分目にしておいて満腹を避けましょう。
満腹だと副交感神経が活性化されて胃液の分泌が多くなってしまいます。

乗り物酔いには氷を舐めていると治るとの話があります。
急激に身体が冷やされると情報を脳が受け取ると交感神経が優位になり、相対的に副交感神経の働きが弱まります。
そのため副交感神経の働きにより起こっていた吐き気などが抑えられます。

氷を舐めているときに噛んでしまうと効果がありません。
脳が冷やされたという情報を受け取る前に氷が解けてしまうと意味がないためです。
この方法は乗り物に乗る前でも乗り物酔いをした後にも効果があるそうです。
事前に予防しておきたいという方はスペースマウンテンに乗る前に氷入りのジュースを買って、氷を舐めておくといいですね。

乗り物酔いをした際は氷以外でもベンチで休んで遠くをぼーっと見る、軽く身体を動かして交感神経を優位にさせる、冷たい風を浴びながら休むといった方法も有効です。
また、酔っているときは喫煙することで悪化する可能性があるので、喫煙は避けましょう。

まとめ

  • スペースマウンテンは約3分の所要時間で、終始大きな音と50キロのハイスピードで暗闇をすすんでいく。
  • 「高血圧の方、心臓・脊椎・首に疾患のある方、乗り物に酔いやすい方、その他アトラクションのご利用により悪化するおそれのある症状をお持ちの方はご利用をご遠慮ください。」との注意事項がある。
  • 乗り物酔いの予防・対策には氷をゆっくり舐めているのが効果的。

「スペースマウンテンに乗ったことはないけど酔うのが怖い」という意見も多々見受けられます。
酔った後の対策をとっても数十分で治る人もいれば1晩寝ないと治らない人もいるので酔うこと自体が怖いですね。

酔った後に即効性と確実性がある方法があれば気持ち的にもましになります。
氷を舐めるという方法はかなり効果的なようなのでぜひ試してみてください。

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