夢の国、ディズニーランドだからこそ不気味な都市伝説がささやかれています。
ディズニーランドにまつわる都市伝説は数十個ありますが、そのなかでも「スペースマウンテンの天井にはお札だらけ」という話をご存知でしょうか?
ディズニーランドは2018年で開園35周年ですが、スペースマウンテンは開園当初からある絶叫系アトラクションです。
長い間、ディズニーランドで歴史を刻んでいるスペースマウンテンだからこその都市伝説なのかもしれません。
果たして本当にスペースマウンテンの天井にはお札が貼られているのでしょうか?
また、この話の出どころやスペースマウンテンの小話にも迫っていきたいとおもいます。
目次
スペースマウンテンの天井にはお札がある?
結論から言ってしまうと「デマ」です。
この都市伝説がささやかれるようになった理由というのがありまして、東京ディズニーランドが開園した1983年から7年間に3度の事故があり、亡くなった方も出たそうです。
原因は脳出血や心臓発作と突発性の疾患でしたが、アトラクションの利用制限が甘かったことが要因となった事故だったとされています。
そしてそれ以降1990年代に入り、事故を起こさなくなりました。
しかし2000年代に入り、「スペースマウンテンの天井にはお札がびっしり貼られている」という噂が流れはじめました。
というのも、そのころにスペースマウンテンが突然の機器トラブルでアトラクションが停止されました。
スペースマウンテンは最新型ロケットに乗って宇宙旅行をするというのがテーマなため、普段は真っ暗でコースすら見えません。
そこで「トラブルのため、一度証明を点灯します」というアナウンスとともに一気に明るくなるアトラクション内。
機械的なトンネルの天井には赤・黒・白のお札がびっしり貼ってあったとか…。
1980年代に多発した事故でディズニーランドの運営側はお祓いをし、お札を貼り付けておきました。
そのため1990年代には事故がなかったとされています。
以上が都市伝説の全容です。
そもそも事故自体本当の話なのか?というところを調べてみましたら確かに事実のようです。
上記では脳内出血と心臓発作が原因と書きましたが、1度は部品落下による怪我だったそうです。
そして2000年代まで事故がなかったというのも事実だそうです。
ちなみに今年、2018年にも数回運行停止トラブルがありましたが、2000年代に入ってから死亡事故はないようです。
ちなみに現在でもスペースマウンテンの地下にまで救急車が入ってこれるつくりになっているそうです。
スペースマウンテンの小話
まずは「体重制限をオーバーすると別コースに回される」という都市伝説。
一説にはその機体含め1000キロを超えると幻の左側のコースに回されるそうです。
スペースマウンテンは発車して少しすると毎回いったん停止します。
それは安全性の再確認という話でしたが、実はその際に体重を図っているのではないかという噂があります。
そして体重制限をオーバーすると、「安全装置のトラブルで…」といった理由により別のロケットに乗客を分散して乗せるそうです。
こちらの都市伝説について嘘か本当かを調べましたが、そういった記述は見受けられませんでした。
ただ、トラブルや事故に備えて別ルートがあるというのは事実だそうです。
スペースマウンテンは右にカーブする場面が多いため、左側に座った方が遠心力で大きく振られます。
またスピードもあるため一番後ろに座った方がスピード感もあります。
カップルでデートする際は右側に女性を座らせれば遠心力でくっついてくる場面も多くなりますね。
また、酔いやすい人は一番前の右側に座ると酔いにくいかと思います。
スペースマウンテンは酔いやすいことで有名なアトラクションなので、できれば右側に座らせてもらうと多少楽になるかもしれません。
まとめ
- スペースマウンテンにお札が貼られている都市伝説はデマ。
- 1980年代に死亡を含む3件の事故がありましたが、それ以降は死亡事故はない。
- 1990年代に無事故だったのも事実で2000年代に入ってからしばしば機器トラブルやディズニーランド内の停電による運行停止といったものはあった。
スペースマウンテンは長い歴史があるからこそ噂や都市伝説がありますね。
平成に入ってから格段に機器に対しての安全性が高まっていることにより、1990年代にはそういったトラブルがなかったと考えられます。
最近ではまた安全装置の誤作動などのトラブルがありましたが、開園から2件以降の死亡事故はありません。