ディズニーの人気キャラクターランキングはよく見かけますよね。
ドナルドやミッキーなどの定番キャラクターが上位を占めており、なんとなく見なくても結果が予想できると思います。
しかしその反対の、「人気ないキャラクターランキング」はあまり見たことがないと思いませんか?
そこで私の周りの人たちにアンケートを行ってみました。
「人気がない」というのは、「名前を知っているけれど好きではない」ということであるため、「知名度がない」ということではありません。そのためか、とても意外な結果になりました。
目次
人気のないキャラクターランキング
第3位 ダッフィー
初っ端から皆さんの「そんなわけないだろう」という反発の声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。私も最初はびっくりしたので気持ちは分かります。
ダッフィーもミッキーたちと並ぶ、人気ランキングの上位のキャラクターですよね。
ただダッフィーにはファンが多い一方、あまり好きではない人も多かったようです。
そこでダッフィーの名前を出した人たちに理由を聞いてみたところ、「ダッフィーの登場からディズニーシーのイメージが変わった」という声があがりました。
ディズニーシーといえば、その街並みや、お酒が飲めるということから、ディズニーランドに比べて大人向けというイメージがあります。異国情緒が感じられるため、お散歩をしているだけでも楽しいパークだと思います。
それが、ダッフィーが登場してから、パーク全体が「大人っぽい」よりも「可愛らしい」という雰囲気になり、がっかりしてしまったということだそうです。
また、ダッフィーには元となる映像や作品がありませんし、「ミニーがミッキーにプレゼントしたテディベア」という設定も、ディズニー側が「皆から長く愛されるキャラクターになるように」と後から付けたものです。そういったディズニー側の戦略が透けて見えてしまうため、あまり好きではないという人がいたようでした。
第2位 ピート
わかりやすい悪役が上位にランクインしました。ヤマネコのキャラクターである彼は、白黒時代の作品から存在する、最古のキャラクターのうちの1人でもあります。
「アリス・コメディ」という、1920年代にウォルト・ディズニーが制作したアニメ作品が初登場となります。ディズニーに詳しい方でないとここまでは知らないのではないでしょうか。私はピートのデビュー作品までは知りませんでした。
威圧的な性格であり、ミッキーやミニーに暴力を振るうシーンもあります。しかしながら彼は自分なりの正当性を持っている場合もあり、かつ何となく愛嬌もあることから、憎めない…と思うディズニーファンも多いのだとか。
ただやはり、ミッキーやミニーといった人気キャラクターと対立していることが多いことが理由で、今回のような結果になったようです。
第1位 ハンス
「アナと雪の女王」が大ヒットした結果、そこでの悪役であるハンスがトップになりました。今回私がアンケートを取った相手が子供が多かったというのも大きく関係していそうです。
アナと息ぴったりに「扉開けて」を歌い上げ、優しそうなその姿の正体は、王国を乗っ取り国王に成り代わろうとしている冷酷な人物でした。序盤では一切そういった様子が見えませんでした。ディズニーの悪役といえば見た目からして分かりやすい場合が多いので、私もとても驚いたのを覚えています。
全く伏線もなく、あと一歩でハッピーエンドのところで裏切られたため、お子様の心に衝撃を与えたようでした。
監督はハンスのことを、鏡のような存在だと述べていました。私はサイコパスの一種のように思っていたのですが、そう聞くとたしかに、ハンスはあらゆるシーンでその場の人物の心の内を写し出した振る舞いをしています。
「扉開けて」を歌うシーンなんか本当にそうですよね。アナは自分の立場への共感者を求めており、そこに現れたのがハンスでした。あの歌のシーンはとても見事ですが、あまりにも息がぴったりすぎて、あの2人が初対面だということを忘れそうになります。
「アナと雪の女王」はよくある王子とプリンセスの物語ではなく、ダブルヒロインの物語です。ハンスはそのためには必要不可欠な存在であり、そういった現代の社会情勢を取り込んでいることもヒットに繋がった理由の1つのようですが、私も子供の頃だったら絶対にハンスを嫌いになっていたと思います。
まとめ
- 第3位はダッフィー。人気も高いが、ディズニーシーのイメージがその登場から変わってしまったという意見があった。
- 第2位はピート。どこか憎めない悪役だが、ミッキーやミニーファンの票が入った様子。
- 第1位はハンス。「アナと雪の女王」での唐突な裏切りはトラウマものだった。
人気のないといっても、悪役なのに魅力があるのもディズニーキャラクター。皆さんなかなか決められず悩んでいた模様でした。
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